2015/02/20

20150219 日経平均が小泉政権時最高値を上回るに寄せて

本日(2015年2月19日)に日経平均が小泉政権時を越えた。ということで主要な出来事をチャート上に書き加えて振り返ってみた。


どうであろうか。自分の場合であれば第一次小泉政権発足時からこの世界にいるので、基本的には記憶はこのチャートに沿って記銘されている。

日経平均が7600円の時に就職活動をした。しかしその後は上げる一方な相場に血尿をきたし、会社を辞める。が、その1年後だか2年後にリーマンショックがあってと、まったく相場観のない人生を送っているな自分で思うが、まあ人生とはそういうものであろうと自分を慰めるしかない。

世間では好きな事をやるというが、本当のところはやらずにはいられない → せざるを得ない というのが本当のところだろう。

それはともかく勝手な想像を働かせれば多くの人は、あの頃は誰々と付き合ってたとか失恋したとかバイトでどうとかで時間を記憶するものかもしれないが、自分の場合であればライブドアショックの時はあの銘柄を空売ったなとか、リーマンショック時のあの週末は忘れないとか、そういったことで時系列を記憶している。本当にそれでいいのか、といわれても人生は一回しかないし不可逆である。嗚呼。

先日シラーのCAPEが再び2006年時を上回り、また日本でいえば予想通りのアベノミクス失敗など、これからは再び壮大なババ抜きな局面に入ったといえる。

こういったことは今後も続いていくし、またその中で生存していき、またそれはそれで非常に大切で好きな事なのだが、それだけの人生というのも違うだろうと。そのように考えているのがこの日経平均が7年半ぶりに高値を越えてきた時点での率直な感想である。

7年前というとほんと一昔前であり、今から同じだけ足すとと思うと襟を正さなくてはいけない。

人間は、どの下り道をとるかということは山巓に立って初めて分かるものです。 森信三 修身教授録

まあ歳をとったということです。